2025.04.16
【Inter Mold2025開幕!】リバン・イシカワの見どころ4選
インターモールド2025の開幕に際し、今回はインターモールド2025のリバンブースの見どころをお届けします。
新作目白押しなので期待大ですよ!
Contents
・リバンのシャドーボックスアート
・加工ポイント
・展示会での見どころ
・龍の図案
・加工ポイント
・展示会での見どころ
・加工ポイント
・展示会での見どころ
・リバース・エンジニアリングとは
・再現の過程
・展示会での見どころ
・撮影協力いただいた企業様
1| シャドーボックスアート
シャドーボックスアートとは、同じ絵柄を重ねることで立体的に仕上げるアート作品のことです。
以下に作品の特徴を書いていきます。
リバンのシャドーボックスアート
・ワイヤー加工でくり抜いた5枚の板を重ねて作成
・図柄には生成AIを用い、リバンの地元富山県ゆかりの物を描いた(詳しくはこちら)
加工ポイント
・形状は全てワイヤー放電加工機によって加工
・チューリップの模様や合掌造りの窓等の細かい箇所はコアレス加工によって対応
展示会での見どころ
・板の厚みや立体感
・細い抜き部分の加工の細かさ
・富山ゆかりの物が描かれている(5つ)
2| グラファイトアート【龍】
1枚の絵に見えるこちらのグラファイトアート。
実は6mmのグラファイト板を加工した立体アートなのです。
以下に特徴を書いていきます。
龍の図案
・図案はリバン社員のオリジナル
・雲部を設けることで龍が宙ぶらりんになることなく1枚の絵に仕上げた
原画
加工ポイント
・刃先からエアーが出るエアブロウで加工しても壊れない厚みを実現
・R0.2mmの小径工具を使用し線幅0.6mmの箇所も詳細に再現
展示会での見どころ
・青い光のライトアップ
・龍の線の細かさ
・台座の和柄
・会場では原画も見られる
3| ヘルカリギア
ヘルカリギアとは歯筋が斜めになった歯車のことで、加工には高い技術が要求されます。
以下に特徴を書いていきます。
加工ポイント
・ギアのねじれ方向に沿って安田工業の5軸加工機で加工
・仕上げ加工はR0.3mmの小径工具1本で仕上げた
・加工精度は±0.01mm
展示会での見どころ
・加工段差のない滑らかな表面
・大きさ(ギア部分:約30mm)
4| 今年の干支【蛇】
寅年からお馴染みの干支シリーズ第4弾【蛇】の登場です。
干支シリーズはシリーズ通してリバース・エンジニアリングを体現した作品なのですが、以下に特徴を書いていきます。
この置物から始まった
リバース・エンジニアリングとは
完成品から製品の寸法や加工方法を理解するプロセスのこと
再現の過程
1.原型となる蛇の置物を購入
2.蛇の置物を3Dスキャナーでスキャン
3.スキャナーのデータをもとにモデリング
4.5軸加工機で加工
置物から完成したアルミ蛇
展示会での見どころ
・鱗の細部まで滑らかな表面
・小判に書かれている単語(2つある)
5| 番外編(精密立体パズル)
新作ではありませんが、前回出展した精密立体パズルがパワーアップして帰ってきました!
ピース間の隙間が昨年の0.004mmから更に狭くなり0.002mmになっています。
会場では実際に嵌めることもできるのでしっくり嵌る感覚を体感してもらいたいです!
6| 結びに
以上、今回新作の展示品を紹介してきました。
本当に盛りだくさんなので是非是非会場で見てもらいたいです。
皆様のご来場お待ちしています!
最後に、シャドーボックスアートの広報をするにあたってカフェのbom様に撮影場所をご提供いただきました。
ご協力いただきまして誠にありがとうございました。
撮影場所提供:bom(メティス1F)
インスタ:@bom.nanto
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